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これを恋とは呼べない♥

第3章 毎晩の危険

「はぁ…はぁ…っ俺、高校生だし!ここはマズイって…っ」


酸素をパクパク吸いながら、必死に言うも「小せぇ大学生ってことで」なんて言われてしまった。



ここにいたら、犯される。

でもなんだか…逃げられない。




「はる…」

「ひっぁ…なっ…!本気、で言ってんの?!んぁっ…」




周りを気にする必要がない場所なのか、堂々と股間を揉んでくる。


荒々しいようで、どこか優しい手つき。
昨日の兄ちゃんとの行為を思い出してか、余計に優しく感じる。



だめだ…持ってかれるっ…。




「はるの嫌がることしないし、優しくするから、な?」



優しい声。


いつもの和也じゃない。変だし、気持ち悪い。

のに、安心してしまっている。



これで体を預けてみろ。俺はただのプレイボーイだぞ…。


自分に語りかけてみるのに、和也が股間を触ればそんな言葉は吹っ飛んでしまった。



「和也…っ、俺……」


「…気持ちいいの、好きだろ?」



ふぅー…

耳に息を吹きかけられ、ゾクゾクと腰を震わす。
そんな俺をニヤニヤと見つめながら、またキスを落とされる。




キスをしながらどんどん服を脱がされ、近くにあったソファに押し倒される。

パンツ1枚だけとなった俺を見て、周りを見ながら口を開いた。

「高校生ってバレないよーにな。…兄弟ってことも周りには秘密だ」



そんなとこ、連れてくるとかサイテー…


ぐっと睨みながら、心の中で呟く。


「か、和也……俺、頭おかしくなったかも…」

















目の前で涙目になりながら俺に縋る、我が弟の頭を撫でる。

おかしくなった、とは恐らくカラダのことか。

どうしようもなく勃ち上がったモノを抑えながら、息を荒らげる千春。
こんな状況で反応している自分に混乱しているらしい、顔も真っ赤だ。



「期待しちゃってる?…可愛いな、お前」


少し落ち着いた声で囁くと、ビクッと体を震わした。


俺のモノも十分に勃ち上がっている。
優しくする、とは言ったものの、本当に優しくできるだろうか…。


千春の細い腰をスルリと撫でた。

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