無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…」

どっどうして…

どうしてあんな風になっちゃったの…？

聖輝「ハァ…ハァ…どうして…」


ドンッ！


聖輝「きゃあっ？！ごめんなさい！！」


「チッ、何ぶつかっとんじゃコラ？！」


聖輝「ごめんなさい！！ちょっとよそ見しちゃって……えっ？！」


何と、ぶつかった相手は松本さんだった。


松本「クソガキが…ちょろちょろしてんじゃねぇよ！！」


聖輝「…うそ……」

あの松本さんが…

鬼のような顔してる…！！

松本「あ？テメェ何シカトしてんだよ？」


ガシッ！！


聖輝「ひぃっ？！」


松本「お前ムカつくからちょっと面貸せよ。」


聖輝「ちょっやだ…！！」


松本「うるせぇ！殴るぞ？！」


聖輝「ひっひぃ！！」


「何もしていない人に対し暴行を加え、相手に傷害を負わせると「傷害罪」に問われ、刑法204条に則り15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に課せられます。」


松本「はぁ？」


聖輝「あっ…相葉さん？！」


後ろからメガネを光らせる相葉さんが来た。


相葉「松本くん、勝手に問題行動を起こされると非常に困ります。」


松本「テメェ…いちいちうるせぇんだよ！」


相葉「あなたが他人に迷惑かけるからいけないんですよ。」


松本「何だと…？！」


聖輝「あっあの！ケンカはやめてください！」


相葉「ハァ…涼野くん、ウチの松本が申し訳ありませんでした。」


聖輝「いっいえ……」


松本「ふん、テメェは便所行く時も勉強すんのかよ。」


相葉「当然です。来週は池上彰先生との対談が控えていますので。」


聖輝「たっ対談…？」


相葉「さぁ、帰って勉強しないと。」


聖輝「……。」

あの相葉さんが…勉強？

しかもめちゃくちゃ難しそうな本読んでた…

松本「あぁ…だる……」


聖輝「あっ…」

憧れの松本さんがあんなにグレてるなんて…

聖輝「…どうしちゃったんだろう…みんな……」