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村上「ここにおるんか？」


渋谷「せや！」


コンコンコンッ


ガチャッ


村上「涼野？」


渋谷「涼野！ヒナ連れて来たで！」


「僕はここにいます。」


村上「は？」


渋谷「何やお前…具合い悪いんか？！」


「はい…寒気がして…」


村上「だっ大丈夫か…？」

びっくりするくらい毛布やマフラーとかに包まってるけど…

「村上さん…手…握って…？」


村上「えっ？」


渋谷「ほら！握ったれ！」


村上「うっうん…」


ギュッ


「あったかい……」


村上「おっおう……」


「はぁ…会いたかった……信ちゃ〜ん！」


ガバッ！！


村上「げっ？！大倉！！」


渋谷「わーはっはっはっ！！大成功〜！！」


大倉「イェーイ！！」


村上「はっはぁ？！」


渋谷「お前、大倉のこと涼野やと思っとったやろ？！」


村上「いや、だって顔も隠れてたし声も…」


大倉「ぷぷっ、手を握る時の信ちゃん…マジな顔してた！」


渋谷「あはははっ！！お前やっぱり涼野のこと好きやろ？！」


村上「好きちゃうわ！！」


大倉「えぇ〜？じゃあ何であんな照れくさそうに手握って来たん？」


渋谷「何でや何でや？」


村上「うっうるさい！！」


大倉「村上さん…手…握って…？」


渋谷「もちろんや、聖輝。」


「「きゃあ〜！！」」


村上「イラッ！！」


大倉「なぁなぁ！この調子やと涼野くんにアプローチするんも早そうやな！」


渋谷「おいヒナ！！お前いつ涼野とヤるんや？！」


村上「なっ？！」


大倉「なぁなぁ、いつ〜？」


渋谷「まさか…もう手出したんか？！」


ドカッ！！バキッ！！ゴキッ！！


大倉「ぐふっ…！！」


渋谷「はらほろひれはれ…」


村上「もうええわ！！」

どいつもこいつも…！！

村上「くそったれ！！」