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第4章 sweet


輝かんばかりの笑顔で微笑む赤葦と太陽のごとき笑顔で笑う木兎

木兎は赤葦に勢いよく抱きつき、ベッドに押し倒す

そのまましばらく二人で笑いあい、落ち着いたところで赤葦がベッドヘッドの引き出しを開ける


「いやんあかあしのえっち♡」

「昨日あんなことした木兎さんに言われたくないです。」


そういって差し出した小箱をあけるの二つの指輪が入っていた。

思わず正座する木兎と赤葦

「…木兎光太郎さん。

日本中が期待する大エース様なのに、バレーでもバレー以外でもしょぼくれなところ、だめなところがあって、こっちが心配するくらいです。
でも、すごく優しくて、心が大きくて、何事にもとことん努力するとても素敵な、魅力的な人でもあります。
そんなあなたに好かれ、頼られて、共に時間を過ごして、共に老いてゆく人生は、俺にとってこれ以上ない幸せです。

俺と、ずっと、いつまでも、一緒にいてくれませんか?」

木兎の左手を取り甲にキスしてから薬指に指輪をはめる赤葦

「もちろん!!!」

再び赤葦に抱き付く木兎



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