
はっぴぃえんど⁈
第29章 story29 でぃばーじ
*Mside*
「ただいま〜」
ニノの接待のような飲み会を終え、帰ってきた深夜。
メンバーみんなで飲むのも久しぶりだった事もあり、話は弾んだしお酒も進んでルンルン気分で玄関をあけた。
「あ〜楽しかったー。でも疲れたな。翔は明日早いんだっけ?」
翔「………」
お風呂の準備をしながら、翔に話しかけるが、返事が返ってこない。
ピッとお風呂のスイッチを押して、ソファーに腰掛けている翔の所へ向かう。
「翔?」
俯いて何も喋らない翔の顔を上げると、瞳から次から次へと涙が溢れていて、慌ててそれを拭ってあげる。
「えっ?具合悪い?大丈夫?」
額に手を当ててみるが熱はなさそうだ。「気持ち悪い?」と聞いても「どこか痛い?」と聞いても首を横に振るだけ。
じゃあ、何で泣いてるんだ?
「……ごめん…先に寝る…」
理由も話さず、しかも寝室ではなく書斎として使っている翔の部屋に入っていった。
ガチャンと鍵がかかる音がする。
……原因は俺?
さっきまでの楽しい気分が一転、翔の涙の原因が分からずモヤモヤが支配した。
「ただいま〜」
ニノの接待のような飲み会を終え、帰ってきた深夜。
メンバーみんなで飲むのも久しぶりだった事もあり、話は弾んだしお酒も進んでルンルン気分で玄関をあけた。
「あ〜楽しかったー。でも疲れたな。翔は明日早いんだっけ?」
翔「………」
お風呂の準備をしながら、翔に話しかけるが、返事が返ってこない。
ピッとお風呂のスイッチを押して、ソファーに腰掛けている翔の所へ向かう。
「翔?」
俯いて何も喋らない翔の顔を上げると、瞳から次から次へと涙が溢れていて、慌ててそれを拭ってあげる。
「えっ?具合悪い?大丈夫?」
額に手を当ててみるが熱はなさそうだ。「気持ち悪い?」と聞いても「どこか痛い?」と聞いても首を横に振るだけ。
じゃあ、何で泣いてるんだ?
「……ごめん…先に寝る…」
理由も話さず、しかも寝室ではなく書斎として使っている翔の部屋に入っていった。
ガチャンと鍵がかかる音がする。
……原因は俺?
さっきまでの楽しい気分が一転、翔の涙の原因が分からずモヤモヤが支配した。
