
Baby love
第15章 お姫様の救出?
A「あーーー!!」
雅紀の叫びで、潤と2人でビクっとなった。
S「なんだよ?!」
ちっとも落ち着かねー!!
次から次へとなんだ!!
雅紀の視線の先を見ると、智くんがニノをお姫様抱っこしてコチラに走ってくる。
M「何してんだあの2人。」
ドアがスライドして開くと、ゼェゼェと息を切らせた智くんがニノを奥の席に押し込む。
N「みんなお疲れさまー♡」
S「いい加減説明しろよ!
何でみんな揃ってココにいるんだ!」
A「ちょっと待って、何で俺のにのちゃん抱っこしてんの?!」
O「俺が聞きたい。何なんだ全く。」
M「とりあえず車出してよ。
いつまでもココにとめとけねーだろ。」
S「まとまりが無い!」
みんな自由すぎ!
俺の話聞けよ!
N「もう解散で良いじゃん。
相葉さん、とりあえず潤くん達先に送ったげて。」
A「あとで説明しろよにの!」
N「ハイハイ、早く出発。」
S「俺にも説明!!」
N「潤くんから聞きなさいよ。
俺らの仕事はもう終わったのー。
てか相葉さん何でサングラスしてんの?」
A「気分だよ!俺ら翔ちゃんを攫う悪者じゃん?」
N「やっぱバカなんだなー、相葉さんって。」
A「お前あとで覚えてろよ?!」
M「いいから早く車出せって!」
ああもう
やかましい!!
盛大に文句を言いたい所だが、
恥ずかしくて潤と目を合わせられない。
・・・繋いだ手がすごく熱い。
俺だけじゃないよな?
こんなにドキドキしてんの。
確かめたくて、潤の胸にそっと手を置いてみた。
驚いて俺を見た潤が、ふわっと笑って俺の手に自分の手も添える。
M「・・・同じだよ。」
ホントだ、同じだ。
俺と同じ早さでドキドキ鳴ってる。
やべ。
泣きそう。
潤も俺と同じ。
それだけで、心が満たされた気がした。
