Baby love
第1章 まさかの関係?
しょおくんっ
弾けるような可憐な笑顔で俺を呼ぶ。
しょおくん、大好きだよ!
ずっと一緒にいてね♡
バカかお前。くっつくなよ!
口悪くあしらう若い頃の俺。
本当は懐かれて嬉しいくせに。
S「ふふふふふ・・・・・ん?」
寝返りを打って、布団の冷たい感触に目が覚めた。
S「今何時だ・・・?」
・・・あれ、俺パンツ一丁。
昔は寝てる間に服を脱ぐクセがあったが、大人になった今は無い。
てか今冬ね。
S「さみぃ!!」
ガバッと布団にくるまった瞬間、酷い頭痛に襲われた。
そうだ・・・昨日飲み過ぎたのか。
S「・・・・・・・・。」
ちょっと待て。
ナゼ俺はパンツで寝てるんだ?
ジワジワと混乱の波が押し寄せてくる。
落ち着け俺。
よく思い出せ。
あいつはドコに行った?
帰ったのか?
寝室の外の気配に集中してみる。
遠くから、かすかにシャワーの音が聞こえてきた。