
Baby love
第20章 前進。
週末婚からどうでしょうか?
照れながらそう言った潤は、
この世のものとは思えないくらい
天使のように可愛くて。
M「聞いてる?」
俺を見つめながら首をかしげる仕草に
また胸をドキュンと撃ち抜かれる。
こないだもそうだったけど、
セックスの後って何でこんな可愛いの?!
たまらん!!
M「・・・心臓痛いの?」
胸を押さえて固まっている俺の顔を心配そうに覗き込む。
S「すげー痛い・・・。」
M「え、うそホントに?!」
S「俺のハートはお前に撃ち抜かれっぱなしだ・・・」
M「・・・」
笑って良いとこだよ松本くん。
M「別に俺らの仕事って週末休みな訳じゃないけどさ、」
うそ。
まさかのスルー!!!
M「決まった曜日に一緒に過ごせるって分かってたら、
何かあっても頑張れるなぁって思って・・・」
ポッと頬を染めて話す潤が可愛い。
スルーされたけど超可愛い。
M「ダメかな?」
S「まさか!!」
ダメなハズがない!!
S「てっきり一緒に暮らすのは嫌なんだって思ってたから・・・
そんな風に思ってくれてたのがすげー嬉しい。」
M「嫌なんじゃないよ!
ただ、準備期間というか・・・
今すぐ引越しして同棲なんてやっぱり現実的じゃないだろ?
でも、いつか一緒に暮らすためにさ。
ちゃんとお互いの気持ちが同じ方向を向いていられるように、今はそういう時間を作るのが大事かなって。」
真面目な潤らしい。
こんなにも真剣に俺たちの事を考えてくれている。
S「ああ、そうだな。
焦る必要は無い。
ユックリ、進んでいこう。」
M「・・・翔くん、」
潤が俺の首に腕をまわす。
ほんと、キスのおねだりが上手くなったもんだ。
M「翔くんの家が良いかな?
んんっ、もう、ちょっと!」
キスの合間に潤が喋るから、その唇の隙間から舌を滑り込ませたら怒られた。
・・・ちぇ。
M「新婚生活、翔くんの家のが良いかなって思うんだけど!」
S「新婚生活・・・♡」
なんて甘い響き。
M「もう!
全然真面目に会話する気無いし!!」
