
Baby love
第22章 黒猫末ズ。
M side
んん・・・
何だか寝苦しい。
薄っすらと目を開けると、見覚えの無い室内。
M「・・・・・。」
ココはどこだろうとボンヤリ考えていると左隣がモゾモゾと動いて驚いた。
M「・・・カズ?」
俺の腕にピッタリとくっ付いて眠っているのはカズだ。
そうか、リーダーとカズと飲んでたんだ。
俺飲み過ぎてダウンしたのかな。
M「カズ、起きろ。」
N「んぅー・・・?」
M「ふふ、変な顔。笑」
まだ眠そうな目をコシコシとこすって、カズが大きなあくびをする。
N「なに・・・まだ寝てようよぉ。」
M「なぁ、リーダーは?
翔くんと相葉ちゃんは来たの?」
N「ああ・・・潤くんずっと寝てたもんね。
リーダーは帰った。
ココ相葉さん家だから、翔さんもリビング居るんじゃない・・・?
バカ2人で飲み直してんでしょ・・・」
ふぁ〜、とまた大きなあくびをして
モゾモゾと布団をかぶるカズ。
酔い潰れた俺らを翔くんと相葉ちゃんが運んでくれたのか。
M「カズ、まだ猫耳ついてるよ。」
N「うわ・・・このままタクシー乗ったのかな。最悪。」
ポイっと猫耳を放り投げて、不機嫌そうにマクラに顔を埋める。
M「猫耳、カズも気に入ってんのかと思ってたけど。」
結構ノリノリでつけてたし、
甘え上手なカズにはやっぱりすごく似合うと思う。
N「別に気に入ってるも何もないよ。
あの人が喜ぶから付けてるだけ。
別にイヤじゃないし。」
マクラに顔をつけたまま、目だけをこちらに向けたカズが面倒くさそうに話す。
N「自信無いんだよね・・・
いつか、飽きられちゃうんじゃないかって・・・
だから、喜ばす為なら何でもするの。」
まぁ俺も大概変態だから相性はバッチリよ、とクスクス笑うカズは何だかすごく色っぽい。
