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Baby love

第6章 キスしようよ。




M side



S「自由というか勝手というか・・・
まぁ良いけど。どうする?」



M「え?」



S「まだ飲むか?」



そんな、翔くん飲めないのに俺だけ飲むなんて出来ないだろ。



M「・・・もう解散にしよっか。」



S「そんな寂しそうな顔すんなよ。笑
送ってやるから。」



あ、また優しい笑顔・・・



S「・・・で。いつまでくっ付いてんの?」



M「!!」



翔くんの腰にピットリとくっ付いている俺。
やっぱ嫌だったのか?!
慌てて離れようとしたが、グッと腕を掴まれて固定される。



S「さっきの子、お前のファンらしいぞ?」



耳元でおかしそうに笑いながら翔くんが話す。



S「というより、お前と俺のファンらしい。
美形の2人が並んでるのが好きなんだってよ。
一部のマニアってやつ?笑」



M「っ・・・!!」



わざとか?!
翔くんの唇が俺の耳に触れている。



S「お前、随分サービスしたなぁ。
潤から俺に触れるなんてあんま無いじゃん?
あの子真っ赤になって目がハートだったよ。笑
しかも・・・何て言った?」



M「お、覚えてな・・・」



S「俺、お前を待たせてんの?」



M「あっ・・・」



耳元に唇を付けて、低い声で囁かれる。
なんだよこれ、腰に力が入んない・・・



翔くんの胸になだれ込むように倒れると、ぎゅっと抱きしめられた。



S「・・・帰るか。」



そっと俺を離そうとするから、掴んでる腕に力を込める。
もっと触れていたいのに。



俺もう分かんないよ。
翔くんは俺の事どう思ってんの?
耳元だけに熱を与えないで。
中途半端にしないでよ・・・



M「キス、してよ・・・」



見開かれる翔くんの目。
俺を支える腕に力が入る。



俺もう気持ちが溢れそうなんだよ。
優しくする翔くんが悪いんだろ?
なんとかしてよ。



M「翔くん・・・」



名前を呼ぶと、ゴクリと喉を鳴らした翔くん。
俺の唇をジッと見つめられて恥ずかしくなる。



俺がこんなに素直になってるの珍しいだろ?



ねぇ、キスしようよ・・・








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