FRIENDs -ars短編集-
第2章 1つの嫉妬 S×M
Sサイド
ついさっきのことだった。
嵐にしやがれの収録をしている時、
俺はもうすぐで終わるな~
なんて時計を頻繁に確認していた。
そんな中始まった
相葉Japanのパフォーマンス。
恋人である潤は、もちろん俺の横を陣取って
一緒にすごいねとか言って見ていた。
「かっこいい…」
そう漏らした潤の視線は
相葉くんに向けられていて、俺じゃなかった。
俺は、潤にしか見惚れないし。
そりゃメンバーのことは好きだけど、
潤に対しての好きとは違う。
一生懸命ダンスしてる相葉くんのことも、
すごいなーとか、かっけーなとかは思う。
でも、潤が相葉くんに
かっこいいと見惚れていることに、
今は無性に腹が立っていた。
俺はふと、いつも鞄に常備してある
“アレ”を思い出した。
使うときは来ないかなと思っていたけど、
まさかこんなところで使うことになるとは…
とりあえず収録をササッと終わらせて、
みんなと一緒に楽屋に戻った。
「じゃあ、お先でーす。」
「お疲れ様でぇす。」
2人してそう言い残して楽屋を出る。
いつも車を運転するのは潤で、
疲れてるでしょって助手席で寝かせてくれる。
でも本当に寝たことは1回もない。
寝たフリって面白いんだよ。
潤はいっつも俺を起こす前に俺の頬を撫でる。
今日も寝たフリをする。
「寝ちゃったか…」
潤が寝ろって言うんじゃん
って心の中で突っ込む。
でもそのあとの言葉に
思わず起き上がって怒りそうになった。
「それにしても相葉くんかっこよかったな…」
そう独り言を呟いた。
寝るフリは1回バレると2回目は出来ない。
だから我慢した。
家に着くまでの我慢。
したがって…
家に着いたら、覚悟してよね…
そんな出来事が本当についさっきのこと。
ついさっきのことだった。
嵐にしやがれの収録をしている時、
俺はもうすぐで終わるな~
なんて時計を頻繁に確認していた。
そんな中始まった
相葉Japanのパフォーマンス。
恋人である潤は、もちろん俺の横を陣取って
一緒にすごいねとか言って見ていた。
「かっこいい…」
そう漏らした潤の視線は
相葉くんに向けられていて、俺じゃなかった。
俺は、潤にしか見惚れないし。
そりゃメンバーのことは好きだけど、
潤に対しての好きとは違う。
一生懸命ダンスしてる相葉くんのことも、
すごいなーとか、かっけーなとかは思う。
でも、潤が相葉くんに
かっこいいと見惚れていることに、
今は無性に腹が立っていた。
俺はふと、いつも鞄に常備してある
“アレ”を思い出した。
使うときは来ないかなと思っていたけど、
まさかこんなところで使うことになるとは…
とりあえず収録をササッと終わらせて、
みんなと一緒に楽屋に戻った。
「じゃあ、お先でーす。」
「お疲れ様でぇす。」
2人してそう言い残して楽屋を出る。
いつも車を運転するのは潤で、
疲れてるでしょって助手席で寝かせてくれる。
でも本当に寝たことは1回もない。
寝たフリって面白いんだよ。
潤はいっつも俺を起こす前に俺の頬を撫でる。
今日も寝たフリをする。
「寝ちゃったか…」
潤が寝ろって言うんじゃん
って心の中で突っ込む。
でもそのあとの言葉に
思わず起き上がって怒りそうになった。
「それにしても相葉くんかっこよかったな…」
そう独り言を呟いた。
寝るフリは1回バレると2回目は出来ない。
だから我慢した。
家に着くまでの我慢。
したがって…
家に着いたら、覚悟してよね…
そんな出来事が本当についさっきのこと。