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君の愛しい玩具

第5章 黒騎士と白騎士


俺は…



財御侍の花田に対する…恐ろしいまでの“愛”に…


入る隙を与えられなかった…



俺は―――…何も言い返す事が出来ないまま…



二人より先に…


トイレを出た―――――…






悔しい―――…でも…



今の俺には―――…何も出来ない…




俺は……誰も居ない教室で―――…



一人…



声を殺して泣いた―――――――…











あんな…姿を見ても――――…




花田を



嫌いになれないなんて――――…





俺も…



財御侍と同じだと―――…







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