君の愛しい玩具
第1章 我が儘な王様
チュクチュク!チクッ!!!
あっ!!か、噛まれた!!
でも、凄く痛い訳ではない―…
この、曖昧な噛みつきの意味が僕は解らない!!でも、でも――――…この行為が///恥ずかして、体が…熱くなる!のは、解る!
だから…僕は…メデル君の、この噛みつきが――――…嫌…
心臓が――――…ドキンドキンで…痛い…
「あっ、メデル君―――…や、め、…て!」
メデル君は、そんな僕の様子を知らぬまま…
噛みつきを止めない…
少し強引に…
押し付けた足を…グッと僕の股ぐらに割り込ませる!
ダメ!!!そこは!!ダメ!!
メデル君の足が!僕の、変に敏感になっている下腹部を…わざとらしく…擦りあげる!
「ヤ、ヤダ…ダメ!!、ダメ――――…こんな、所で――――…んんん、んんん~!」
「///こんなに固くしといて…ここじゃ嫌だって?
イトシは、直ぐに…イッちゃうしな――――…止めるか?」
「///!!やっ―――め?!」
グッグッ―――…と、さっきまで擦られていた足が…ピタリと、止まる―――…
「?!…エロ―――…イトシ……自分で腰動かしてんじゃん?」
「///?!?」
は…恥ずかしい///!!
僕は、無意識にメデル君の足に己を擦り…
しがみついていた!!
長い間――――――…
僕は、メデル君の性の玩具にされている…
その…癖が―――…体に…脳に刻まれている…
こんな…無意味な…嫌がらせ―――…止めて欲しいし…
止めないと…僕とメデル君の為にならないって…
だから…中学卒業を期に―――――――…
終わらせたかったのに…