君の愛しい玩具
第1章 我が儘な王様
「ハァ,ハァ…ハァ、ハァ…」
イッて―――――…しまった…
メデル君の体が―…僕から離れると――――…
僕は…壁に添って…床に崩れた―…
「――――イトシ…お前、
高校進学したら俺と…離れるつもりだったみたいだが…
させるわけないだろ!
高天学園には、お前の…
入学金も3年分の学費も…色を着けた寄付金も――――…払ったからな…
俺と一緒に…高天学園に通うしかないんだよ…」
「え――――…」
僕は…メデル君を見上げ―…
血の気が引くのを感じた――――…
そして…そのまま…
気を失った――――――…