
君の愛しい玩具
第11章 玩具の価値
頭を撫でられ――――…ピクン!と、反応してしまう…
「――――…本当は…中学も…高天学園にって――――…お前の両親に頼んだんだけど……
小学生の……戯言だと思われてさ――――…考えてもらえなかった…」
そう言えば――――…
中学受験しろって――――…メデル君言ってたなぁ…
///そんな…時から…
「////…そうだったんだ――――…ゴメン…気がつかなくて…」
髪を撫でるメデル君の手が止まる――――…
「――――まったくだよ…俺は、――――俺は…
ズーッと…イトシと居たかったんだよ…イトシと…“恋人”に――――…なりたかったんだよ!」
