君の愛しい玩具
第18章 【番外編②】僕の愛しいご主人様②
「親父には……俺とイトシの事ちゃんと説明したんだけど――――…」
「///えっ!?えええ!!!いつの間に?僕…知らないよ!?」
メデル君は、またニヤッとして話を続けた
「メールや電話で何度かね……でもさ、やっぱり“孫”的な事を言われた
嫁はもらって…子供をつくって――――…イトシとの関係は愛人で――――…みたいな父親らしからぬ事を提案もされた」
僕の胃がギュッと縮むのが解った
「///――――…愛人……だよね…僕がメデル君と一緒になる方法は…それしかないのかもね…」
僕の胸に頬を寄せるメデル君の頭を僕は、優しく撫でた
「バカ――――…俺はイトシ以外は要らないし…
妻とか嫁…母親とか、出来ればそのポジションもイトシにやってほしいっつーの!」
「でも!それは――――…僕には…無理だって」
また、胃がギュッっギリギリと痛む――――…
僕自信…自分の性別をこんなに呪った事はなかった…
同性でも……僕は本当に愛してもらっていたし
この関係に後悔はしていない
でも――――…財御侍家の未来を考えたら…
この関係は――――…何も産み出さない…不問の関係