君の愛しい玩具
第3章 逆らえない自由
僕が…一人でイッた後は―――――…
肩で息をする僕を置いて―――…
メデル君は、部屋から出ていってしまった…
―――――…体がピクピクと…痙攣するが…支える物はなく…僕は、床に倒れ―――…
一人…寂しく余韻にひたり――――…
股間の収縮と虚しさに…泣きたくなった…
メデル君は、意地悪だ―――…
庶民だからって…ここまですること無いじゃないか…
僕の手のひらには…白い孤独が異様な香りをまとい
僕の体温を奪っていく…
「―――…着替え…ないと…」
僕は、ゆっくりと立ちあがり…
手のひらをディッシュで拭いて…
制服を脱ぎ…普段着に着替えた…
高天学園の制服――――…
“違和感あるな”って、言われた…
この制服が似合う様に…僕はなるんだろうか――――…
ならない…気がする――――…