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第5章 ハプニング

千晃×與真司郎


((與side))







高校に入って約半年





親の都合で県外から引っ越してきて,全くついていけなかった俺も





今ではもう毎日一緒にいる友達が6人も







現在サッカーの授業中






日「いくぞ西島〜!!!」

西「日高のシュートは無理だって!(笑)」

秀「おー,さすが」

浦「真司郎そっちにボールいったぞー」

與「うん…って…え!?」








ぼけーっとしている間にボールは俺の目の前を通って隣の女子側へ…







秀「とってこーい」








しぶしぶとりにいくと,ちょうど千晃が立っていた






與「千晃ー!ボールとってくれへん?」

千「…」

與「千晃??」








よくみると千晃は腰に手を当てていて,すこし前かがみの姿勢になっている










與「千晃,どないしたん?」

千「あ,真ちゃん…」

與「どこかぶつけたん??」

千「いや…違うんだけど…」

與「具合悪いん?」

千「まあ,そんなとこ…」





なんとなく察したから、それ以上は突っ込まなかった


辛そうにしている千晃を保健室に運ぶために,とりあえずボールを男子側に思いっきり蹴飛ばす





どうやら自分の蹴ったボールはにっしーの頭に当たったらしい





西「痛ってえ〜!!!!おい!!あたえ!!!」

與「ごめんごめん!!、」








千晃を保健室まで運んだが,先生は出張中だったようで誰もいなかった







與「千晃,湯たんぽとか使う?」

千「真ちゃん…なんで…」

與「ん?なにが?」

千「いや,なんで気付いて…」

與「ん〜,なんやろな(笑)」

千「ありがとう」

與「俺は女の子とちゃうし痛みとかはわからんけど,助けてあげることはできるんやからいつでも頼ってや」

千「うん…」

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