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オナニーのススメ

第4章 オカズのススメ

前置きが長くなった!

自衛隊は集団生活で、それを円滑に進める大臣って制度があったんだ。

大層な肩書きだけど、学校に置き換えるなら「○○係」みたいな!

例えば、「清掃大臣」なら掃除に関する事を担当してて、「電球大臣」なら電球やら蛍光灯に関する事を担当。

みんながやる訳じゃないけど、この大臣は1年生が担当するのが決まり。

2年生は1年生が隊内生活に慣れて来たら引き継ぐ感じ。

とにかくこんなシステムがあったんだ。


ある日の事。

堀口先輩と言う人から呼び出しを食らった。

堀口「2100に俺の居室まで来い」

先輩からの呼び出しは、指導と言う名の理不尽な何かが待ってる事が大半でドッキドキ☆

ただ、堀口先輩とは特に接点も無いし。

鬼の様な先輩だらけの中でも、比較的温厚そうなイメージがあった。

何だろう??

ヤンチャな部類だった俺には思い当たる事はたくさん。

アレがバレてたらどうしよう?

いや、こっちだともっとマズイな、みたいなww


そんな事をあれこれ考えながら、9時ジャストに部屋をノックする。

俺「入りますっ!狂蝶学生は堀口先輩の元へ参りました!」

敬礼をしながらお決まりのセリフを。

因みにこの2年の研修期間中は階級ではなく、○○学生と呼ぶのも決まり。

堀口「狂蝶学生、来たか」


悪い事をたくさんして来た人なら分かると思うんだけどさ。

怒られる時の空気ってあるじゃん?

学校サボって遊んで帰った時に、バレてる時とバレてない時の差、みたいな?ww

流れてる空気が何か穏やかなんだ。

怒られないパターンにあんま慣れてないから、逆に頭の中は疑問符でいっぱいになるんだけどな!


堀口先輩はおもむろに立ち上がり。

厳粛な雰囲気でこう言った。

堀口「狂蝶学生をアダルト大臣に任命する!」

俺は、

(は?wアダルト大臣って何だよ?w)

と思ったけど、とりあえずは、

俺「拝命します!」

敬礼しながらお決まりのセリフを。

その時に部屋に居た他の先輩らは吹き出してたww

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