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オナニーのススメ

第6章 勝負のススメ

「ヤックル」

21歳ぐらいの話。

中高の同級生の山田って奴が。

山田「狂蝶のカブのメーターの回り方がおかしいwww」

俺の原付を見て言ってた。

カブってのは原付の種類の事で。

新聞屋さんとかが乗ってる奴ね!


カブは走ってる時にうるさいけど。

無風状態、平坦な道って条件は付くけど、ガソリン1リットルで100キロ走ったとか言う驚異の記録を持ってるマシーン。

俺はそれまで車に乗ってたんだけど。

都市部で遊んでる事が多くて、毎回駐車場探したりしてたし。

ついついそのまま飲んじゃって一晩とか停めちゃうと料金も結構かかる。

そんな俺の生活サイクルには原付の方が良かったのもあったから中古で購入したんだ。

※当時は路駐にそんなに厳しく無かったし原付は取り締まり対象外


そして俺はこのカブをかなり気に入ってて、ヘビーに乗ってたんだ。

野郎が1人でぶらり旅とかするのであれば結構オススメ!

移動時間はめっちゃかかるけどww


俺「九州は全部カブの行動エリアだからな!」

山田「流石は職業旅人ww」

※当時のアンケートやら会員証を作る時はホントに職業欄に旅人って書いてた

山田「なんかさ、アシタカみたいだよね?」

俺「何それ?w」

山田「もののけ姫のアシタカね!会いに行くよ、ヤックルに乗って、みたいなww」

この日から俺の愛車はヤックル号と呼ばれる様になった。

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