箱………仇
第2章 雨の夜――…
父が…要るだけ…
幸せ――――――――…?
あれ?
なんだろう…この…違和感は…
鏡に映る私は――…
この被害者に似ている――――――…のに…
父には全く…似ていない――…
むしろ…
被害者の夫に――…何処と無く…似ている?
「まさか――…」
私は、スマホを閉じ――…テレビも消した…
馬鹿馬鹿しい…少し痛い中二病風な考えが頭を過ったことを恥ずかしくなる!
早くお風呂に入って寝てしまおう…
雨はまだ降りやまない――…
父の分のお弁当は…食卓に上げて――…
私は浴室に向かった――――――…