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『ﾌｩ・・・』




ｺﾄﾝ…




千葉くんとの電話を終えた私は

スマホをテーブルに置き

自分の部屋に…閉じ籠った







『・・・』




リョウキは…まだ帰っていない


今のうち




なんて



思った訳ではないの






『・・・っ』





ポタポタ…


ポタポタ・・・ポタ






涙が・・・勝手に溢れてくるの





突然の友人との再会から
忙しなく過ぎた何日間




嬉しいこと

幸せだったこと

感動的に泣いたこと


そして・・・驚いた事と戸惑い



泣いたり笑ったり…少し忙しかった





そして・・・一息ついたこの日


私は…また泣いていた





辛くても…苦しくても

解決出来る事は沢山ある



話せばわかること

時が解決すること






だけど、どうにもならないことも

やっぱり・・・ある





修正の…利かないこと




修復出来ないこともある

その現実は・・・確かにある







一息…安堵したばかりの私は


同時に残酷な現実を


改めて目の当たりにして泣いていた






その現実からだけは…立ち直れなかった





このところの色々で

私が一番・・・ショックだったこと






何年ぶりかに会った親友と
距離を感じた？


ううん・・・ちがう
そんなんじゃ…ありません



千葉くんとの一件


それはもちろん驚いて
ショック…だってあった




だけど・・・ちがう






それじゃないの






私が本当に・・・本当に



ショックだったこと






隠しても隠しても

沸き起こる

知りたくない…心の痛み






私が本当に・・・ショックだったことは