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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第12章 櫻井翔の事情②

「莉菜ちゃん」
「はいはい」
「俺、誰か知ってるよね?」
「嵐の櫻井翔でしょ」

一応は認識あるみたい。

「いつもそんな感じ?」
「そんなって?あーまだ苦しい」

莉菜ちゃんは相撲取りのように
腹をポンポンと叩く。

「コンビニの莉菜ちゃんて淡々としてる
でしょ」
「仕事ですから。あーでも、友達にも
言われたことあるかもー」
「今はナチュラルというか人目を気にしないと
いうか俺の存在が消されているような……」

『俺、アイドルなのに』

とは、自分で言えないけど。

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