テキストサイズ

もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第13章 宮本花音39歳(輸入雑貨店オーナー)②

「これ……私の名刺……」

ほぼ誰にも渡したことがない
真新しい名刺を
大野くんが受け取る。

てか、前に名前教えたよね。

……動揺しすぎでしょ。

「花音ちゃんか。いい名前」
「ちゃん付けされる年じゃないから
ちょっと恥ずかしいね」

あ……またもや卑屈的な発言を……

「だったら花音でいいか。呼び捨てで」

思わぬ展開。

「あ、うん」
「じゃ、俺は智って呼ばれることになるね」

その流れ……

嬉しい以外の何物でもない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ