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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第14章 大野智の事情②

「花音は充分魅力あるよ」
「そお?へへッ。ありがと」

『いやいや私なんてー』と口にしながらも
自信ありげな女性より
褒め言葉を素直に受け入れる花音の方が
好印象である。

照れた顔も可愛い。

あーでも、花音だったら謙遜しても
嫌味に感じない受け答えをしてくれそう。

結局なんだっていいんだ。

花音とこうして楽しい会話を持てるなら。

「年相応に見えないよ。もちろんいい意味で」
「そう言ってくれるのは智だけだよ」

うん。

俺だけであってほしい。

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