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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第15章 剣桃子16歳の事情(女子高生)②

「最低だね」
「なにが?」

人の心を弄んでおいて……

「楽しかったでしょ?」
「うん。とっても」

馬鹿にされて……

「ゲーム感覚で『好き』とか言っちゃって」
「桃子だって言ってたじゃん」
「私の『スキ』と二宮くんの『好き』を
一緒にしないで。私は……」

ゲームだって本気だった。

『塾長』というフィルターを通して
その先の人を……
二宮くんを好きになっていた。

……あれ?

あれだけ『おっさん』と馬鹿にして
いい年して気持ちが悪いとまで
思っていたのに。

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