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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第16章 二宮和也の事情②

「俺が【リア恋】を始めたきっかけは……」
「カジノでしょ。で、暇潰しの相手が私」

なにも食い気味で反論しなくたって……

「チャットは暇潰しのつもりだった」
「だってメインはカジノだもんね」
「そのつもりだった」
「それ、もう分かったから」

桃子の呆れた表情。

「大人の話にはちゃんと耳を傾けるように
小学生の頃に習わなかったのか?」
「忘れた。昔すぎて」

昔って……たかが4年前だろ。

俺なんて小学校を卒業したのは
10年以上も前だぞ。

……そっか。

それほど年が離れてるんだ。

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