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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第19章 川澄友香25歳(キャバ嬢&派遣社員)②

それから間もなくして
営業終了の時刻を迎えた。

帰宅組とアフター組に別れ
私は予めタクシーを呼んである。

今夜はアフター無しの私は
タクシーの運転手に自宅を告げる。

私が乗車した後部座席のドアが
無情にも閉まる。

やはりここでも期待してしまう私は
どこまで馬鹿で浅はかなんだろう。

松潤が後部座席のドアを叩いて
『ちょっと待ってッ!』なんて
それはまるで夢物語だ。

「トモちゃんッ!!!」

空耳まで聞こえてくるとは
重症にも程がある。

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