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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第22章 宮本花音39歳(輸入雑貨店オーナー)③

「俺ら……ずっとキスだけ?」
「え……」

純粋で子供染みたことをしていても
智も私も立派な大人。

智が言わんとすることは
分かっているつもり。

「キス……だけ?」
「そんなことは……ないけど……」

智が私に詰め寄る。

「今すぐとかじゃないんだ」
「ぅん……私も……智と……」
「俺も花音と……」

……その時だった。

詰め寄る智の肘がコーヒーカップに当たり
私の太腿を目掛けて落ちた。

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