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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第22章 宮本花音39歳(輸入雑貨店オーナー)③

「あ……あれ?」

噛み合わせが悪いのか閉まらない。

再び部屋中を見回す。

他に死角なんてどこにもない。

『あっち向いてて』なんて
自惚れているようで言えないし。

ここは何事も無かったかのように
さらっと着替えるしかないか。

「ついでにシャワーも浴びてくれば?」

バスルームで右往左往する私に
智が声を掛ける。

「ぅ……ぅん……そうだね……」

年上の女として余裕を見せたかった。

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