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ものの数秒で互いに絶頂に達したが
智も私も離れがたく
繋がっている状態で抱き合う。

「花音……離れたくないよ……」
「私だって……智と離れたくない……」

智を好きで好きで堪らない。

でも……いずれ智は私の手の届かない所に
行ってしまう。

芸能界という場所へ帰ってしまう。

想いが通じ合えたから満足なんて……嘘。

「智……ごめん……私……嘘ついてた」
「俺も……きっと花音と俺、同じこと
考えてると思うよ」