無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「あああっ！イク…っイッちゃ…！」

「イケよ。まだまだこれからなんだから」

ぐり、と先端を親指で広げたのをきっかけに

「ああああっ…っく……」

俺は雅紀の手の中に、自身の熱を吐き出す事が出来た


身体中の力が抜ける

支えられてた腰が沈んで、完全に動けなくなった

だけど

「まだだよ？…もっと気持ち良くしてやるよ」

俺の体を仰向けに変えて、雅紀が上に覆い被さって顔を近付ける


“もうやだ…“
そう言おうとしたけど
それを口にする前に雅紀の唇が自分のそれを塞いで
言葉にする事は敵わなかった


咥内を掻き回す舌に翻弄される

だけど口に出す言葉とは裏腹に
どこか雅紀は優しくて、そのギャップに戸惑ってしまう

ただの欲の吐き出しなら、もっとそのまま来て欲しい

中途半端に優しくされるとどうして良いか分からなくなる


「かず…ヤバい…」

「…え、な、に…？」

何がヤバいのか、雅紀はその先を言おうとはしない

ただ、言わないくせに露になっている胸元に痛い位に吸い付いて
やがて唇が離れたそこに目をやれば、くっきりとした赤い痕が残されていた