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妄想∞短編小説

第2章 緑×黄

錦「しょぉーちゃぁーん」

安「なに、なに!?あっ!どうやった?」

錦「好きな人おるか聞いた」

安「で?」

錦「おるって」

安「おぉー、亮かな?」

錦「なわけないやろ、大倉が好きになるんやったらもっとええやつおるやろ」

安「じゃあ、告白せぇへんの?」

錦「俺バカやんな、大倉が俺の事恋愛対象としてみるはずない、なのにこんな浮かれてバカやわ」

安「ばかやない!好きな人に好きになってもらいたいって誰でも思うやん」

錦「でも、俺、まず男やし、」

安「恋愛に女も男も関係ないで」

錦「俺だってそうや、関係あったら大倉のこと好きにならへん。俺怖いわ大倉に振られるのが」

安「誰でも怖いやろ。ふられて嬉しいやつなんてそうそうおらんで」

錦「そうやけど…」

安「言わんで後悔したくないやろ?」

錦「そうやな」

安「しっかり思い伝えるんやで」

錦「頑張るわ」

そして、錦戸は告白する決意をし大倉と出掛けることになった

錦「なぁ、大倉」

大「なんや?」

錦「前にも話した好きな人、どのくらい好きなん?」

大「そんなん…凄いすきや、どーしよーもなく」

錦「そうなんや」

錦「大倉、、俺…実は……」

ここまでいいかけたところで錦戸の目からは大量の涙がこぼれ落ちる

大「亮ちゃん?なんで泣くんや、泣かんで」

大倉は自分のハンカチで錦戸目元を拭う

錦「俺、やっぱだめや…怖いぃ、、、失うのがっ」

錦戸はその場に座り込んでしまう。
幸い、人通りはなく誰にも見られていない。

大「亮ちゃんなんで泣くん、大丈夫やから」

大倉はなきじゃくる錦戸を優しく抱きしめる
しばらくして錦戸は泣き止んだ

大「亮ちゃん?もう平気?」

錦「ごめんな、急になきはじめたりなんか」

大「それはええけど、何で…泣いたん?」

錦「今の俺にはいえへん」

大「なんかあるんやろ?遠慮せんでいってや」

錦「ホンマに大丈夫やって、」

大「大丈夫やないやろ、亮ちゃんが急にあんななき始めて、好きな人なんやから心配するやろ」

錦「は…?何、好きな人て…」

大「俺、亮ちゃんのこと好きや、返事はいらん、わかってるから」

錦戸は固まっている

大「亮ちゃん?やっぱ引いた?ごめんな、俺気持ち悪いやろ」

大倉はそういい錦戸から離れようとする。
だが、錦戸は大倉に抱きつく。

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