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君を好きにならない

第5章 若いな、お前


「さて
続きはどうすんだ?」


「あ、えーっと…」


真琴は
俺を頼るような目をしながら
少し口を尖らせた


「仕方ねーなぁ。
これ早く終わらせねーと
お前の誕生日
仕事で終わっちまうぞ?
で、この2人
この場面でどこまで
進展させるつもりなんだよ」


「あ、僕は
酔った勢いで
キスまでいけたらって思ってて
後輩はかなり酔ってるから
記憶は半分くらいで

だから
前半は後輩目線で
後半は
先輩目線で考えてます」


しっかり
考えてんじゃねーか


「いいんじゃないか?
じゃあ、交代するか?」


「あ、でも
僕、どーすればいいのか
本当よくわからないから
それで
ちょっと休憩したんで
もう大丈夫だと思うし
だから
向井さんに一回
してもらいたいです。


さっきのとこから



キスまで」






きゅん

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