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君を好きにならない

第7章 攻められました

そう分かってても
簡単に割り切れるもんじゃない


その時
俺の脳裏に
ふとマサシの顔が浮かんだ


そうだ

そうだよな
マサシ


そんな簡単に
割り切れねーよな


それなのに
お前を
突き放すことばっかやって
ほんと
ひでーよな


けどさ


甘い顔して
お前が
もっと割り切れなくなると
それはそれで
辛いもんなんだ



勘違いして
のめり込んで
痛い思いするのが


目に見えてんだよ



やっぱ・・・


ちょっと急ぎ過ぎたかもしれねーな


一緒に住むとか。


どうすんだよ

結局真琴は
そのうちココから
出ていっちまうじゃねーか


俺はまた
アイツが出て行ったあの日を
思い出してしまった



一緒に住まなきゃ

出て行くことも
なかったのに・・・。


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