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君を好きにならない

第7章 攻められました


部屋に戻り
買ってきた弁当をあっためながら
僕はまた
ため息をついた


やっぱり
怒ってんのかな・・



あっ・・もしかして・・



恋人が
できたのかな


僕がいるから
恋人をココに
連れてこられなくて
毎晩遅いのかも


あ~・・・


最悪じゃん


そうだったら
ほんと
大迷惑だよ


早く
アパートに戻らなきゃ


やっぱり
みんなの言う通り
ちゃんとしなきゃ…



とっくに
弁当はあったまってんのに
なんだか
食べる気にならなくて

僕は
ベランダに出て
外の空気を吸った




・・?


あれ?

あの人・・・



マンションの近くに
見覚えのある人が
立ってるのが見えた


あの人
この前向井さんと
話してた人だ


何してんだろ…


そう言えば
ある人と話してる時
向井さん
機嫌悪そうだったな…


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