テキストサイズ

君を好きにならない

第11章 一筋の涙


slowから出ると
俺はマサシのメモを
ポケットに入れ
夜風に襟を立てた


肌寒い季節になったな…

余計に
人肌恋しくなる



俺は
真琴からLINEが入っていないか
チェックしながら
足早に駅へと向かった


どうにもならないのは
わかっているけど

やっぱり
好きな真琴に
早く会いたいと思う


帰って
真琴に会うと
切なくなるくせに


会いたいと思ってしまうんだ



ほんとに



どうしようもねぇのに。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ