君を好きにならない
第15章 どっちなんだよ
外に出ると
日も暮れたこともあって
風が冷たい
「ちょっと寒いな」
「そうですね・・」
「風邪ひくなよ?
こないだみたいに
突然高熱だしたら
びっくりするから」
「あ~、はい(苦笑)
あ、でも病気するのもいいかな。
向井さん優しくしてくれるし」
「は?
いつもは優しくないみたいな
言い方すんなよ」
なんてことない話をしながら
二人並んで歩く
もちろん
二人の距離は
前と変わらないのに
部屋では
抱きしめあう関係
なんとも
むずがゆい感じだ
真琴は
どう感じてるか知らないが・・。
「向井さん」
「ん?」
「マサシさんのこと…
聞いてもいいですか?」
「かまわねーけど?」
「あの日…
あーやっぱりいいや。
もういいです。
今の無し」
「なんだよそれ(笑)」
そういえば
マサシとは友達だと伝えてあるが
真琴が出て行った日から
毎日2人で飯を食って
真琴と再会したあの日は
マサシの部屋に上がろうとしてた
それを全て
真琴は影から見てたんだ
疑いをかけられても
仕方ないし
実際俺は
あの日マサシの部屋で
思い切り泣くつもりだった
真琴が今
俺に恋愛感情を
抱いてくれてるなら
マサシの事は
気になるだろうな…。
「なんでも聞いておかねーと
後で後悔するぞ」
「え?」
「しかも俺は男だ。
後悔しないように
何でも聞いて納得した方がいい。
マサシの事を聞きたいなら話すし
さっきの電話のことも
気になるなら
ちゃんとそう言え」
「……」
真琴は黙ったまま
少し唇に力を入れた
「聞くのが怖いのか?」
「…ちょっと怖い。
向井さん
嘘つかなさそうだから」
日も暮れたこともあって
風が冷たい
「ちょっと寒いな」
「そうですね・・」
「風邪ひくなよ?
こないだみたいに
突然高熱だしたら
びっくりするから」
「あ~、はい(苦笑)
あ、でも病気するのもいいかな。
向井さん優しくしてくれるし」
「は?
いつもは優しくないみたいな
言い方すんなよ」
なんてことない話をしながら
二人並んで歩く
もちろん
二人の距離は
前と変わらないのに
部屋では
抱きしめあう関係
なんとも
むずがゆい感じだ
真琴は
どう感じてるか知らないが・・。
「向井さん」
「ん?」
「マサシさんのこと…
聞いてもいいですか?」
「かまわねーけど?」
「あの日…
あーやっぱりいいや。
もういいです。
今の無し」
「なんだよそれ(笑)」
そういえば
マサシとは友達だと伝えてあるが
真琴が出て行った日から
毎日2人で飯を食って
真琴と再会したあの日は
マサシの部屋に上がろうとしてた
それを全て
真琴は影から見てたんだ
疑いをかけられても
仕方ないし
実際俺は
あの日マサシの部屋で
思い切り泣くつもりだった
真琴が今
俺に恋愛感情を
抱いてくれてるなら
マサシの事は
気になるだろうな…。
「なんでも聞いておかねーと
後で後悔するぞ」
「え?」
「しかも俺は男だ。
後悔しないように
何でも聞いて納得した方がいい。
マサシの事を聞きたいなら話すし
さっきの電話のことも
気になるなら
ちゃんとそう言え」
「……」
真琴は黙ったまま
少し唇に力を入れた
「聞くのが怖いのか?」
「…ちょっと怖い。
向井さん
嘘つかなさそうだから」