君を好きにならない
第2章 真琴!死ぬなよ!
「そう…ですよね
すみませんでした…」
マサシの
弱々しい声が
耳に届くと
わざと俺は
マサシから視線を外してるのに
初めて会った日の
あの時のマサシが
脳裏に映し出され
その映し出された
真琴みたいなマサシを
見つめている
自分に気づいた
「いや
謝ることはねーよ
ココに来るのは自由だ
けど
いい相手が
見つかるといいな」
そんなことは
思ってない
今日だけの
繋がりなら
繋がってもいい
いや
繋がらなくても
抱きしめる相手には
最高だと思う
「……はい…」
はい
なんて
本当は思ってねえ事が
丸分かりな声で
マサシは答えた
その時
俺の携帯に
LINEが届いた
あ…
真琴だ