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君を好きにならない

第1章 へぇ〜 平塚真琴さんって 真琴くんだったんだ〜



「さてと
ほんじゃこれからよろしく。
俺、向井司32歳
まぁBL担当は初めてじゃねーけど
BLの男の作家を担当すんのは初めてだ。
よろしくな」


俺が右手を出すと
平塚真琴は
その手を両手で握りしめた


「あっは、はい
実は僕も
担当の人が男の人って
初めてなんです。
ま、まだまだ
あの、ダメなとこばかりなんですけど
よろしくお願いしますっ!」


可愛いな

なんつーの?
まだペーペーな感じが
初々しくてさ
そんでもって
なんでも頑張りますぅっ!
みたいなキラキラした感じ?


悪くない


「おう、わかった」


「え?」


「わかったから
もう握手よくね?」


「あっ、あ、あ、す、すみません!」


手を握ったまんま
放すの忘れるとか
あり得なくねーか?



てか


やっぱこいつ


そっち系



決定。

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