隣は空席のまま…
第10章 壁の大きさ小さ
「マスターは、ホタルの恋人って見たことあります?やっぱり男性なんですかね?」
ランチタイム目前の下準備中
私の玉子サンドを見ていたマスターにホタルの恋人事情を聞いてみる
「ん?ホタルの恋人?あ~~~~、何回か見たことあるかな?
男性だったり、女性だったり…おじ様だったり、マダムだったり…女子高生だったり、男子高校生だったり…ガテン系だったり、インテリ系だったり――――…」
「///ちょ、ちょっと、、マスター!?それ、どういう事ですか?」
すると、マスターは悪戯っぽく舌をだしながら
「よく、解らないって事ですよ」
もぅ…と、肩を落とすと…私は、玉子サンド作りに集中した
有りがたいことに、私の作る玉子サンドはマスターの味を完全再現していると…玉子サンドファンに認めてもらった
「これなら、大丈夫」と、マスターからもお店で出すことを許可してもらった!
今日も完売を、目指したい!