隣は空席のまま…
第13章 小さな壁とハードル
それからは…
私の事や…彩芽の体の事など――――…
流石保険外交員…と、言わざる終えない調べっぷりだった
「ごめんなさい――――…
ホタルさんの事も…少しだけ――――…」
隠すことは無いのだと解ると…何だか肩の荷が降りた気がした…
「なら、もう――――…素を出してもいいでしょうか?」
リミッターを取り外すと…不思議と体がフニャッっと崩れた
「///お母様のお調べになった通りですよ――――…彩芽のお腹の子の父親は私じゃないです…
それに――――…私は…今で言う“オネェ”って種族です」
彩芽母は私を見て少し驚いてはいたが…許容範囲だったのか頷くだけだった