隣は空席のまま…
第2章 冷めたコーヒーを…
涙―――…
すら…
この部屋には…似合わない…
泣くくらい…
彼を愛していたかな?
「―――――…愛して…いたわよ…」
深夜…一人暮らしの女の部屋…
私は――――…泣いた―…
泣いて―…
泣いて――…
泣いて―――…
彼を追いかけた!!!
でも―…
彼はどこにも居ない…
出てって…一時間はたっていたし…
愛していた……と、
彼と別れたくない!!!と、気がついたのは…
さっきの事だ…
何もかも…
私は、遅すぎた――…
彼と出会ったのも…
彼と別れたくないと…思ったのも…
彼の…子が欲しいと…
本当は思っていたと…認めることも…
私は、遅すぎた―…