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リアル

第8章 7

やっちゃんから聞いて、私も舞に電話したんだけど




麻衣子が、グラスにワインを注ぎながら話す




始めから客がつくとは思えないからその間どうするの?って聞いたら舞の客を流すとか




給料は歩合制なのか?って聞いたら固定給にする。とか




じゃあ、これからは私達もゆうにネイルやって貰おうと思ったら舞を通さないといけないって事?




って聞いたら、専属になるから今までみたいに外で自由に客をとる事は出来なくなる。って言ってたわよ。



私の着付けの客にも舞を通さないとネイル出来なくなるって事でしょ。




可笑しい所ばっかり!




気づいたら四時間話合ったけど、ラチがあかなかったわ。




舞、ゆうを側に置きたいだけなんじゃない?




完全にお飾りでしょ。




舞だったら、他にいくらでもネイリスト引き込めるのに、ゆうがいいんでしょ?可笑しくない?




本当に働くの?




麻衣子に舞の事を悪く言わせてしまって、申し訳なく思ってきた




黙っているゆうに美和が怒ったように言う




ゆうちゃん!舞さんのバター(犬)にでもなるつもり?!




舞に惚れているだろう。サヨが居るのに…





私は断ったよ。舞さんはまだ聞き入れてくれてないから。次電話してハッキリと断る。




ゆうが言うとサヨが話出した





実は、何回か舞さんとデートしてて、あのトークに疲れてきた。というか、なんか…違うかも?って思ってきたとこだったの。




サヨは泣き出しそうな顔をしてシャンパンをグイッと飲んだ



あっ!ゆうちゃん!美味しい!




サヨはゆうを見て涙をサッと手で拭うと、笑ってみせた
























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