青鬼の怪~あなたは、これを信じますか?~
第2章 二つ目の悪夢
気がついた時、私はどこかの病院にいた。どこだかは知らない、見たこともい、行ったこともない病院である。
どうやら診察室らしい白っぽい
部屋で、私は見知らぬ医者と向かい合っていた。
「どうも詳しい検査の必要があるようですな」
医者は難しい表情で机の上にひろげたカルテを眺めている。
私は咄嗟に何のことか判らず、首をかしげた。
「あの、先生。どこか、悪いのですか?」
もちろん、それが誰のことかも判らず訊ねたのだったけれど。
医者は重々しく頷き、初めて私の顔を見た。
「あなたの場合、ちょっと出血量か゛普通の人より多すぎますね。
婦人科系の病気の疑いがあります。血液検査でも重度の貧血と出ましたし」
私はいきなり脳天をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。
ー19歳で婦人病?
冗談ではないと思った。
どうやら診察室らしい白っぽい
部屋で、私は見知らぬ医者と向かい合っていた。
「どうも詳しい検査の必要があるようですな」
医者は難しい表情で机の上にひろげたカルテを眺めている。
私は咄嗟に何のことか判らず、首をかしげた。
「あの、先生。どこか、悪いのですか?」
もちろん、それが誰のことかも判らず訊ねたのだったけれど。
医者は重々しく頷き、初めて私の顔を見た。
「あなたの場合、ちょっと出血量か゛普通の人より多すぎますね。
婦人科系の病気の疑いがあります。血液検査でも重度の貧血と出ましたし」
私はいきなり脳天をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。
ー19歳で婦人病?
冗談ではないと思った。