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僕の専属執事は10歳年上

第2章 ~富崎家の家柄~

◇富崎邸1階・食堂◇

「泉坊ちゃま、今日の始業式後はどうなさるんですか?」

入学式の翌日の、始業式の日。

朝飯を食べている最中に、ロークから始業式後の予定を聞かれる。

「友達が出来たら寄り道したり、昼飯を一緒に食べたりして見たいなぁ」

「わかりました
では、行きは俺が学校の近くまでご同行します」

「えっ、同行とか護衛とか要らないよ
もう、高校生なんだし心配無用だよ」

ロークの同行を断ると、ロークの心配性が発症し始める。

「それは、出来ません!」

ロークも、僕が断る事を断った。

「俺がいない間に、道中で誘拐されたり、変な輩に絡まれたりでもしたらと思うと…。」

「あまり、そう言う事を言われると怖くなるじゃん」

ロークの心配性、どうにかならないかな?

まぁ、そこがロークの良いところでもあるんだけどね。

「ですので、車の方が安全ですよ」

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