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僕の専属執事は10歳年上

第5章 ~泉とロークの決断~

お互いに、連絡先や今までのやり取りの履歴などを削除して、もう2度と会わないって決めた事を説明した。

「何よ、それ…!
何、勝手に決めてるのよ!」

案の定、内緒で勝手に決めた事に対して怒るお母さん。

「話したら、お母さん反対するでしょ?」

「するに決まってるじゃない!
麗音さんは、あなたの将来の伴侶として相応しい子だったのに!」

お母さんは、内容に勝手に決めた事に対して、許せない様子だ。

「でも、麗音さんにも付き合ってる人いるよ」

「えぇ、そうね!
そんな子を選んだ、私にも責任はあるわ…。」

お母さんは、少し落ち着きながら僕を見る。

「で、泉が私に隠して付き合ってる人は、いったいどこの誰なの?」

お母さんの質問に、ロークが僕の隣に来て口を開く。

「すみません、奥様…。
それは、俺でございます」

申し訳なさそうに、お母さんに告げるローク。

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