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風俗課に配属されました

第4章 同僚になるかもしれないお二人

その偏屈なイメージは
与えられた部屋を目にして
意図も簡単に覆った。

「若菜ちゃん。気に入った?」

部屋を案内してくれた川澄さんでさえ
御満悦な様子。

部屋の扉を開けた瞬間的
木のいい香りがして
アジアを彷彿させる雰囲気だった。

「若菜ちゃんてアジア系の旅行が
好きなんでしょ?」
「あ……はい」

最終面接で趣味や好きな事柄を
質問された事を思い出した。

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