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風俗課に配属されました

第32章 出張の同伴~深夜に♡♡♡中編~

背を向け合いながら湯船に浸かる。

「小説の女性も私と同じような気持ちで
一緒の湯に浸かっているのでしょうか」
「……と申しますと?」

背中越しに伝わる瑞樹さんの声は
よそよそしく他人事のように感じた。

「裸を見られて……それが恥ずかしくて……
でも触れてもらえない寂しさ……」
「きっと佐々木さんと同じ想いだと
思います。今の僕も主人公と同じ想い
ですから……」
「瑞樹さんも?」
「裸の女性を目の当たりにして
何も感じないわけがありません。
きっかけさえあれば……」

平然としているのは照れ隠し……
かもしれない。

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