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風俗課に配属されました

第41章 南瑞樹の秘密事情②

出産後の凛子は当然ながら
子供に掛かりきりだった。

当たり前だ。

それが母親としての務めなんだ。

何度も何度もそう言い聞かせながらも
生まれてきたばかりの我が子に……

嫉妬した。

凛子を女性として意識したことなど
ただの一度も無かった俺が
純粋に凛子を奪われたと感じた。

凛子が俺から離れてしまいそうで怖かった。

俺と凛子には血の繋がりがない。

そういった意味でも我が子に嫉妬した。

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